楽天モバイルはデータ通信も電話も使い放題!料金プランとメリット・デメリットまとめ

かつてはドコモ回線とau回線によるMVNOサービスを展開していた楽天モバイル。そんな楽天モバイルが、2020年4月から自社回線によるMNO(Mobile Network Operator=移動体通信事業者)サービスをスタートさせました。
MNOの楽天モバイルは月額3,278円(税込)でデータ通信も電話も無制限、3GBまでなら1,078円(税込)というお手軽な価格。楽天ポイントでの支払いも可能です。自社回線エリアが狭いなどの課題もありますが、2023年10月には念願のプラチナバンドを割り当てられました。スタートは2026年3月の見込みです。
これらの状況の中、本記事では楽天モバイルの料金プランとメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」の1つだけです。
Rakuten最強プランの概要をまとめました。
| データ通信量: 月額料金 | ~3GB:1,078円 |
|---|---|
| ~20GB:2,178円 | |
| ~無制限:3,278円 | |
| 通話料 | Rakuten Linkアプリから発信:無料 その他:20円/30秒 |
| 契約期間 | なし |
| 違約金 | なし |
楽天モバイルは対応エリアが大きく2つに分かれています。
- 楽天回線エリア:楽天モバイルが保有する回線を利用するエリア
- パートナー回線エリア:au回線を利用するエリア
自社回線を利用する「楽天回線エリア」もほぼ全国をカバーするようになりました。未カバーのエリアはauの回線を利用するパートナー回線エリアとなります。
楽天回線のサービスエリア
楽天回線エリア、パートナー回線エリアに限らず月額3,278円でデータ通信を無制限に利用可能です。
楽天モバイルのメリット
楽天モバイルのメリットは以下の通りです。
- エリアに限らず月額3,278円でデータ通信が使い放題
- Rakuten Linkアプリ利用で電話が無制限にかけ放題
- 国内初の音声通話機能付きeSIMサービスを展開
- 無料で5G通信が使える
- 楽天市場利用時のポイント還元率が+1倍される
- 契約縛りも違約金もなし
- 事務手数料とMNP転出手数料が無料
- デビットカード払いと口座振替に対応
- 海外での利用が無料
楽天回線エリアなら月3,278円でデータ通信が使い放題
楽天モバイルは月額3,278円でデータ通信を無制限に使えます。この価格でデータ通信が使い放題なのは破格の安さです。
大手キャリアの無制限プラン、または大容量プランと比べると、楽天モバイルがいかに安いかが分かります。
| キャリア | プラン名 | データ通信量 | 月額料金 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 無制限 | 3,278円 |
| ドコモ | ギガホ プレミアム | 60GB/月 | 7,250円 |
| au | 使い放題MAX | 無制限 | 7,238円 |
| ソフトバンク | メリハリ無制限 | 無制限 | 7,238円 |
大手キャリアの半分以下でデータ通信が使い放題になります。無制限のプランをお考えなら楽天モバイルはかなりお得ですね。
通信速度が速く安定している
楽天モバイルは楽天回線・パートナー回線ともに通信速度が安定しています。お昼や夕方など、格安スマホだと通信速度が低下しやすい時間帯も通信速度が速いです。
実際に平日のお昼と夕方に通信速度を計測してみました。

昼間は40.2Mbps

夕方は45.5Mbps
どちらの時間帯も40Mbpsを超える通信速度が出ていました。実際に動画視聴(高画質)やアプリのダウンロード、3Dゲームのプレイなどを試してみましたが、いずれも快適です。
Rakuten Linkアプリ利用で電話が無制限にかけ放題

楽天モバイルはデータ通信だけでなく電話も使い放題です。大手キャリアや一部の格安スマホでは有料オプションで無制限かけ放題が用意されています。
楽天モバイルは申し込みやオプション料は不要です。専用アプリ「Rakuten Link」から電話を発信すれば、Rakuten最強プランを契約したユーザーは誰でも標準で電話がかけ放題になります。
Rakuten Linkの使い勝手はスマホ標準の電話アプリとほぼ同じです。電話帳を自動でインポートするので、発信相手を選択するだけで電話ができます。

アプリ内の電話帳
着信履歴から折り返したり(Androidのみ)、ダイヤルパッドから直接電話番号を入力して発信したりすることも可能です。通話品質も比較的良好で、聞き取りにくかったりノイズが入ったりすることもありません。
国内初の音声通話機能付きeSIMサービスを展開
楽天モバイルは国内初の音声機能付きeSIMサービスを展開しています。eSIMは物理的なSIMカードなしで携帯回線を契約できるサービスです。SIMを入れ替える必要がなく、ウェブ上で簡単に契約や解約といった手続きができます。

eSIMが利用できる端末も増えてきました。
eSIMに関する解説はこちら
無料で5G通信が使える

楽天モバイルは2020年9月30日から5G通信サービスをスタートしました。5Gを利用するにあたり、追加料金は一切いりません。月額3,278円で5G通信と4G通信、さらに音声通話が使い放題です。
まだまだ対応エリアは限られますし、対応機種も少ないなど課題はあります。それでも、月額3,278円で5G通信が使い放題なのは画期的です。今後のサービスエリアの拡大に期待しましょう。
楽天市場利用時のポイント還元率が+1倍される

楽天モバイルを契約すると楽天市場利用時のポイント還元率が+1倍されるのもメリットです。
楽天市場には条件を満たすとポイント還元率が上がる「SPU」というプログラムがあります。「楽天カードを利用する」「楽天証券を利用する」など、楽天サービスの利用がSPUの主な条件です。
楽天モバイルの契約もSPUの条件の1つとなっており、達成すればポイント還元率が+1倍されます。
楽天市場で常に2.0%以上の還元を受けられる計算です。普段から楽天市場で買い物をするなら、スマホも楽天モバイルにするとよりお得になります。
契約縛りも違約金もなし
楽天モバイルには契約縛りが一切ありません。いつでも好きなタイミングで解約可能です。
もちろん、違約金もありません。
試しに楽天モバイルを契約して、万が一合わなくてもすぐに解約できるので安心です。
事務手数料とMNP転出手数料が無料

楽天モバイルでは2020年11月4日以降、事務手数料とMNP転出手数料が無料になりました。新規で楽天モバイルを契約する際も、楽天モバイルから他社へ乗り換える際も手数料の支払いは一切不要です。
事務手数料はキャンペーンなどで無料にできる格安スマホが多いですが、MNP転出手数料が無料の格安スマホはありません。
前述の通り違約金もないため、完全ノーリスクで試すことが可能です。
デビットカード払いと口座振替に対応

楽天モバイルはクレジットカード払いだけでなく、デビットカード払いと口座振替にも対応しています。クレジットカードを持っていない人でも契約できるのは大きなメリットです。
ただし、デビットカード払いと口座振替には以下のような注意点もあります。
- 対応デビットカードは楽天銀行と一部の銀行カードのみ
- 口座振替は毎月110円の手数料がかかる
口座振替は毎月の月額料金とは別に110円の手数料がかかります。少額とは言え、手数料がかかるのはもったいないですね。
一方、デビットカードは口座振替とほぼ同じ使い勝手で手数料がかかりません。さらに楽天銀行デビットカードなら100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントも貯まります。
クレジットカードを持っていない人が楽天モバイルを利用するなら、楽天銀行デビットカードを作るのがおすすめです。
海外での利用が無料
楽天モバイルは海外でも使えます。
利用料は無料で、月2GBのデータ通信が利用可能です。しかもRakuten Linkアプリを使えば海外から日本への通話とSMSも無料で利用できます。
楽天モバイルが利用できるのは66の国と地域です。
- 北米:アメリカ、アラスカ、カナダ、グアム、サイパン、ハワイ
- アジア:インド、韓国、シンガポール、中国、台湾など
- ヨーロッパ:イギリス、イタリア、ドイツ、フランス
- オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド
- 南米:ブラジル、ペルー、メキシコ、プエルトリコなど
- アフリカ:南アフリカ、モロッコ、レユニオン、マイヨット島
主要な国では一通り使えます。頻繁に海外に行く人なら、渡航中の通信料も大幅に節約可能です。
楽天モバイルのデメリット
たくさんのメリットがある楽天モバイルですが、以下のようなデメリットもあります。
- 楽天回線エリアは狭い
- 大手キャリアのAndroidスマホも使えない機種が多い
- 1日に10GB利用すると一時的に通信速度が制限される
楽天回線エリアは狭い
楽天モバイルは楽天回線エリアが狭いのがデメリットです。
楽天回線 4G LTEエリア
サービス開始直後よりは広がったものの、まだまだ限られています。また、対象の県内でも実際に使えるのは一部のエリアのみです。
例えば鹿児島県の場合は鹿児島市のみで、その他の市町村では使えません。データ通信の使い放題目的で契約するなら、対応エリアをしっかりチェックしてください。
大手キャリアのAndroidスマホも使えない機種が多い
楽天モバイルでは大手キャリアのAndroidスマホも使えない機種が多いです。
大手キャリアのAndroidスマホは各キャリア向けにカスタマイズされています。SIMロック解除をしても、楽天回線が使えない可能性があるので必ず「楽天回線対応製品」の確認をしておきましょう。
楽天回線対応製品はこちら
楽天モバイルでは端末セット契約で最大20,000ポイントが還元されるキャンペーンなどを実施することがあります。キャンペーンを適用すれば端末代の負担を抑えつつ、楽天回線に対応したスマホを購入可能です。
どうしても大手キャリアのAndroidスマホを楽天モバイルで使う場合は、動作確認がされるまで待ちましょう。
1日に10GB利用すると一時的に通信速度が制限される
楽天モバイルを楽天回線エリアで使う場合でも、1日に10GBほど利用すると一時的に通信速度が制限されます。データ通信料は無制限ながら、実際には速度制限があることに注意です。
ただし、大容量ファイルをいくつもダウンロードするなど特殊な使い方でないと1日に10GBも利用することはありません。しかも制限された後の通信速度は3Mbpsほどと比較的速く、普通に使っていてもとくに困らないでしょう。
速度制限があることは覚えておく必要がありますが、そこまで神経質になる必要はありません。
まとめ
以上、楽天モバイルの料金プランとメリット・デメリットをまとめました。
楽天モバイルはデータ通信も電話も使い放題ながら、月額料金は3,278円とかなり安い価格設定です。通信速度も速く安定しており、時間帯に関係なく快適に利用できます。